別れさせ屋のケース

息子や娘と交際相手を別れさせたい。 交際相手はお子様の人生だけでなく親族全員の未来に影響します。結婚となれば一生この問題から逃げることはできません。 交際相手は理想的でなくても許容範囲があります。 息子や娘と交際相手のトラブルで事件まで発展したケースも散見されます。親御さんが巻き込まれ取り返しのつかない不幸な結末になり、ニュースを騒がせることもあります。

息子や娘と向き合い、自力で解決すべきなのですが、昔と違って今はそれも難しいです。 SNSを通じて想像もできないような相手と知り合い、考えられないようなことをしていたりします。知らぬ間に息子ではない息子、娘ではない娘がいるのです。 子供のことは育てた自分が一番よく分かっている。親なら誰しもがそう思うからこそ、ショックも大きいでしょう。

息子や娘と交際相手の別れさせ屋相談のほとんどは、すでに親子関係が険悪な状態。 子供に言い聞かせようと交際相手への不満や反対理由を挙げ連ね、逆に息子や娘が親に反発して逆に交際相手の味方になってしまう。親から逃げるように交際相手への依存が増してしまう。完全に逆効果です。 そして、親は「あなたのために」と言い、子供は「自分たちのためだ」と返し、落としどころすら見つからない状態になってます。 こうなると交際相手が漁夫の利を得てしまうのです。

まずスタートは、子供のことは自分たちが一番よく分かっているという固定概念を一度消し去ることです。 問題が解決するまでは目の前にいる息子や娘は人様の子供、赤の他人と思うようにしてください。少しは冷静さも取り戻せるでしょう。 頭ごなしに正論をぶつけたところで事態は悪化します。

次に、交際相手に関して息子や娘に何を言ってきたか振り返って箇条書きにまとめてみて下さい。 おそらく同じような話を何度となくしているはずです。そのような言葉はしばらくは一切使用しないでください。

息子や娘と交際相手を別れさせる上で考えるべきことはどちらをターゲットにするかです。交際相手さえいなくなれば元に戻るのか。それとも同じような異性とまた交際をするのかを予想します。 交際相手を悪者にしがちですが、息子や娘側に問題があることも考えられます。 そうであると、せっかく別れさせが成功してもモグラたたきのようになってしまって同じことの繰り返しになってしまうのです。 ここは冷静に見極めてどちらをターゲットにすべきか慎重に選びます。